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サードパーティーCookieを無効にする方法

サードパーティーCookieとは、訪問したWEBサイトとは異なる第三者から発行されるCookieで、主に広告やマーケティングに利用されています。ユーザーの行動履歴をトラッキングして追跡・分析することができるため、プライバシーの侵害が懸念され、各国で規制の方向に動いています。

ここでは、サードパーティーCookieを無効にする方法を解説します。

サードパーティーCookieは無効にした方がいい?

サードパーティーCookieはWEBブラウザを通じてユーザーの行動や興味を追跡し、よりパーソナライズされた広告の表示や効果的なマーケティングを行うために重要な役割がありますが、一方でプライバシー侵害の危惧があり、各国で規制がはじまっています。

サードパーティーCookieは閲覧したページだけではなく、ライフスタイルや趣味、さらには個人情報に至るまで筒抜けになるリスクがあり、間接的に個人が特定される可能性もあります。

サードパーティーCookieを無効にするメリット

ユーザーのプライバシー保護

WEBサイトを閲覧しているとき、自分に関連性の高い広告が表示されているのは、サードパーティーCookieが導入されているからです。つまり自分の閲覧したページや購入したものが追跡・記録(トラッキング)され、デジタルマーケティングや広告などに利用されていることになります。

サードパーティーCookieの無効化はプライバシー侵害を防衛する効果があります。

サードパーティーCookieを無効にするデメリット

サービス環境に影響を及ぼす恐れ

複数のドメインをまたいでサービスを提供しているようなWEBサービスでは、Cookieの無効によりサービス環境に影響を及ぼす可能性があります。

実際に一部のサービスでは、ログインが正常に行えないといった不具合の発生が確認されています。

ユーザーの行動がトラッキングできなくなる

サードパーティーCookieを無効にすると、リターゲティング広告などを配信したい企業にとってはユーザーの行動をトラッキングできなくなるという大きなデメリットが生じます。

アクセス解析の精度が低下し、広告の成果などを正確に測定できず、マーケティング活動が難しくなることが予測されます。

サードパーティーCookieを無効にする方法

Google Chrome

①Chromeを開きます。

②右上にある三点ドットの「その他」→「設定」をクリックします。

③「プライバシーとセキュリティ」→「サードパーティCookie」を選択します。

④「サードパーティーCookieをブロックする」を選択します。

サードパーティーCookieをブロックすると、他のサイトによるサードパーティーCookieがすべてブロックされます(リストで許可しているサイトは除く)。

Firefox

①Firefoxを開いて「ツール」メニューをクリックします。

②「オプション」をクリックします。

③「プライバシーの設定」をクリックします。

④「サイトから送られてきたCookieを保存する」のオプションにチェックを入れます。

Safari

①Safariを開いてドロップダウンメニューへ移動します。

②「設定」をクリックします。

③上部のメニューから「プライバシ−」を選択します。

④「Cookieとウェブサイトのデータ」→「すべてのCookieをブロックする」横のチェックボックスをオフにします。

Microsoft Edge

①Microsoft Edgeの「その他のアクション」をクリックします。

②「設定」をクリックします。

③「詳細設定を表示」を選択します。

④「クッキー」セクションで「クッキーをブロックしない(既定)」を選択します。「サードパーティのクッキーだけをブロックする」が選択されていないことを確認します。

サードパーティーCookieに依存しない手法を考えよう

サードパーティーCookieはユーザーの情報をトラッキングし、最適な広告を配信できるツール。しかしながらユーザーの情報を守り、より安心してインターネットサービスを利用できるよう、規制の強化がはじまっています。サードパーティーCookieに依存しない広告手法を模索する必要があると言えるでしょう。

下記のページではクッキーの代替手段について解説しています。ぜひ参考にしてください。

クッキーの代替手段はある?活用のポイントを解説

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