CDPツールの価格・相場は?
CDPツールの導入を検討する際に気になるのが、価格ですよね。ここでは、CDPツールの価格相場と、選び方についてポイントをご紹介します。ぜひチェックしてみてください。
CDPツールの価格相場は?
CDPツールの価格は、大きく「要件定義費用」「業者選定費用」「初期構築費用」「ツール利用費」「運用費」の5つの項目に分けられます。費用目安は、以下の通りです。
要件定義費用 | 200〜500万円 |
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業者選定費用 | 200万円程度 |
初期構築費用 | 2,000〜3,000万円 |
ツール利用費 | 月額50〜150万円 |
運用費 | 依頼内容により異なる |
※参照元:UNCOVER TRUTH(https://www.uncovertruth.co.jp/blog/data_utilization/cdp-introduction-cost/)
要件定義費用とは、システム開発を行う前に、実装する範囲や内容(システム要件)を決定する作業にかかる費用です。費用は、基本的に作業にかかった時間で算出します。
最も費用がかかるのが、初期構築費です。システムの開発にかかるさまざまな費用相場で2,000〜3,000万円としていますが、オプションや自社独自の機能などを搭載する際には、さらに費用がかかるでしょう。中には、組織開発も含めて数億円かかった企業もあるようです。
開発後のツール利用費と運用費も忘れてはいけません。ただし運用費は、PDCAサイクル設計やSQLによるデータ抽出など、依頼内容によって異なります。
将来性も考慮して検討を
CDPツール導入にかかる費用相場は、2〜4千万円ほどです。
非常に高額な上、費用対効果や運用の実現可能性が低いことを懸念して導入を迷っている企業も多いようです。実際、事業規模やデータ規模が大きくない場合は、CDPを入れる必要はないかもしれません。
また、たとえば楽天やアマゾンといった複数のプラットフォームでEC事業を展開している場合は、CDPにデータを取り込めないため、導入する必要はありません。
しかし、これからの時代、顧客データ活用は、世界的に企業が取り組むべき課題になっています。サードパーティデータの規制が進む中で、マーケティングに用いるデータを自社で収集・管理し、活用できる企業こそが競争力を高めていくでしょう。
一口にCDPツールといっても、価格も提供サービスもさまざまです。
注意したいのは、単に「安いから」「機能が充実しているから」という理由だけでツールを選ばないこと。導入目的や自社の運用環境なども考慮し、費用対効果を長期的かつ総合的に判断しましょう。
こちらのページでは、4つのニーズ別におすすめのCDPツールをご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。