CDPツールでどんなデータを収集できる?
CDPツールの魅力は、顧客情報だけでなく、見込み客や匿名顧客なども含む幅広い情報を収集できる点にあります。ここでは、CDPツールで収集できる情報について、分かりやすくご紹介します。
CDPツールで収集できるデータとは?
CDPツールは、Webサイト、アプリ、基幹システムなどさまざまな場所に散在する顧客データを収集・統合・分析ができるプラットフォームです。情報をもとに顧客の属性や行動履歴を分析し、One to Oneマーケティングを実現することができます。
CDPツールで収集できるデータは、Webサイト上などを通じて、企業と顧客との直接的な関わりによって得られた顧客データ(ファーストパーティデータ)です。
サイトを訪れたユーザーのアクションログや購入・申し込み履歴、メールマーケティングのログ、カスタマーサポートのログ、モバイルログなど、その種類はさまざま。
さらに、CRMやアドテクノロジーツール、MAなど、外部サービスと連携させることで、サードパーティデータも収集することができます。オフライン情報をアップロードできるCDPツールなら、実店舗での購入情報やアンケートの回答内容なども収集・統合が可能です。
どうやってデータを収集するの?
CDPツールは、実装済みの連携コネクタ、SDK、ウェブフック、およびAPIなどによって、さまざまなシステム・データソースに接続し、データを収集します。
データはそれぞれ、構造化データ、非構造化データ、半構造化データなど、異なる形式で収集されるため、これらを統合して活用できる形に整えなくてはなりません。
CDPツールでは、顧客ごとのIDやメールアドレスに、顧客データを紐づけて統合します。データを統合することで、誰が・いつ・何をしたのか、どのような行動を経て購入したのか、といった履歴が顧客単位で分かるようになるのです。
どんなチャネルと連携できるか?が重要なポイント
CDPツールで重要なのは、「どれだけ多くの情報を収集できるか」という点です。多くのシステム・ツールと連携している方が、適切な分析や収集が行いやすい上、導入後の運用もスムーズに行うことができます。
どんな外部システム・ツールと連携できるのか、あるいは既存システム・ツールとの連携ができるのかは、ツールによって異なるため、自社のニーズに合わせて必ず確認するようにしましょう。
CDPツールを活用することで、ファーストパーティデータやサードパーティデータを収集することができます。
ツールによっては、実店舗での購入情報やアンケートの回答内容といったオフライン情報をアップロードできるCDPツールもあり、情報を統合することで、精度の高いOne to Oneマーケティングを実現することが可能です。
ただし、導入の際は、企業の業務やニーズに合ったツールを選ぶことが大切です。各社が提供するツールの強みはそれぞれ異なり、収集できる情報の範囲も違うため、しっかり把握した上で、適切なツールを選びましょう。
こちらのページでは、4つのニーズ別におすすめのCDPツールをご紹介しています。