製造業界
製造業のDXを実現するためには、CDPの導入が不可欠です。ここでは、製造業界においてCDPツールを活用してDXを進めている企業の事例を3つご紹介します。
Tealiumを活用した製造業界のDX事例
自社AIとの組み合わせでさらなる活用を検討
既存のツールによるメールマーケティングだけでは、モバイルユーザーの行動把握や新規見込み顧客の獲得、リアルタイムのアクションなどが十分でないと感じていた日本電気株式会社(NEC)。
Tealium Customer Data Hubを導入することで、効果的な広告施策を実施できるようになりました。また、Tealiumを活用することで、確度の高いお客様へ効率的に訪問できるため、営業の手間やコストを削減することに成功。
今後は、Tealiumによってさまざまなデータが扱いやすくなったシステムの中に自社AIを組み込むことを検討、活用をさらに進め、デジタルマーケティングを加速化させようと考えているそうです。
※参照元:Tealium(https://tealium.com/ja/resource/case-study/nec/)
関心事に合わせてサービスを提供
商社、銀行、航空会社など幅広い業種の企業からアクセスがある大手BtoBサービス企業のサイトに、Tealiumを導入した事例です。
企業のセグメントデータを元に、各企業のニーズに合わせたコンテンツへ案内するシナリオをサイトに用意。
同じ企業からのアクセスでも、部署や担当者ごとに関心のある項目が異なるため、シナリオの途中でポップアップによる質問を投げかけて、選択項目によってお客様の関心事を把握できるようにしています。
こうして得られた関心事のデータをTealiumにフィードバックして、より顧客に寄り添ったサービスの提供が行える流れを構築しました。
※参照元:Tealium(https://tealium.com/ja/events-2/sprocket-jointwebinar-20211124/)
Treasure Data CDPを活用した製造業界のDX事例
「今」の情報を活かして「お客様理解」を進める
1,000万ID超の会員を誇る『CLUB Panasonic』を運営するパナソニック株式会社アプライアンス社。
IDを起点に顧客接点情報を集め、カスタマージャーニーを可視化した上で施策を最適化するために、2018年1月からTreasure Data CDPの運用を開始しました。
Treasure Data CDP上のデータを見ながら既存のデジタル広告の運用最適化を行ったところ、20%以上の費用対効果改善を達成。会員登録情報からだけでは分からない、リアルタイムの情報を活かし、今後も「お客様理解」を精緻化できるように取り組みたいとしています。
※参照元:Treasure Data CDP(https://plazma.treasuredata.co.jp/case-study-panasonic-01/)
製造業のDXとは、単に製造工程にITやデジタル技術を導入することではありません。これまでに蓄積したデータを活用して、生産性と安全性を高めながら、コストを抑えた高品質なものづくりを行うことです。
このため、製造業界でDXを進めるためには、まずデータを活用する環境を整えなくてはなりません。ぜひ、CDPツールを上手に活用しながら、組織全体でデータの利活用を進めましょう。
現場のニーズに合ったCDPツールを導入したいなら、各社CDPツールの「強み」を把握することが大切です。こちらのページでは、4つのニーズ別におすすめのCDPツールをご紹介しています。
その他の業界のCDPツール活用事例について
CDPツール選びの手助けをする当サイト「シディピNavi」では、他にもCDPツールの活用事例を一覧で紹介しています。 事例からでCDPツールをを探したい方はぜひ参考にしてください。