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製薬業界

製薬業界のDXを実現するためには、CDPの導入が不可欠です。ここでは、製薬業界におけるCDPツールの活用事例を3つご紹介します。

目次

Cloudera Data Platformを活用した製薬業界のDX事例

「データ駆動型イノベーション」をCDPで促進

塩野義製薬では、①コンプライアンスを遵守しながらデータを管理すること、そして②自社の研究、開発、市販後のバリューチェーンを横断したデータ利活用を推進すること、③データ駆動型のイノベーションを実現すること、を目的に、Cloudera(クラウデラ)のハイブリッド・データ・クラウドプラットフォーム「Cloudera Data Platform」を導入しました。

CDPの活用によって、ニーズに合わせてデータを最大限活用する「データ駆動型イノベーション」を促進し、仮説・検証サイクルを高速化して、活用事例の創出や製品価値最大化に繋げていくことを目指しています。

※参照元:Cloudera(https://jp.cloudera.com/about/news-and-blogs/press-releases/20220325.html#)

Salesforce CDPを活用した製薬業界のDX事例

エキスパートの支援で導入を推進

株式会社パイオラックスメディカルデバイスでは、新型コロナウイルス感染症の拡大により「直接訪問して対面で会話する」という従来の営業・マーケティングが行えなくなったことで、社内のデジタル化を一気に推進。
デジタル化基盤にSalesforceを採用し、営業とマーケティングの双方向で、お客様情報の共有ができるようにしました。

特徴的なのが、エキスパートからのガイダンスを受けられるPremier Success Planを利用したこと。用語の意味から丁寧に教えてもらいながら、導入を進めました。
本稼働後は、お客様との双方向コミュニケーションによるマーケティングを目指しています。

※参照元:Salesforce(https://www.salesforce.com/jp/resources/customer-stories/piolax-md/)

営業課題の解決のために活用

健康食品(サプリメント)や医薬品などの受託製造事業を手がけている三生医薬株式会社。
サプリメントの製造受託は一粒いくらの取引を積み上げていくビジネスのため、細かい数字をきちんと把握することが重要です。しかし、三生医薬株式会社ではこうしたデータ集計・分析作業を人手で行っており、膨大な時間がかかっていました。

こうした課題を解決するために導入されたのが、Salesforceです。営業担当者の活動履歴の管理や、営業活動を通じて得られた顧客ニーズなどの情報共有、案件管理の定着などに活用。その上で、基幹システムとのデータ連携や、過去10年間のデータの取り込みを行い、さらなる活用を目指しています。

※参照元:Salesforce(https://www.salesforce.com/jp/customer-success-stories/sunsho/)

まとめ
膨大な情報を統合・活用するならCDPツール

医師の属性情報や、MRと医師とのコミュニケーション履歴、医薬品や疾患・医学研究の情報など、製薬会社が保有する情報は非常に膨大です。にもかかわらず、これらをうまく活用できている会社はまだまだ少ないようです。CDPツールを導入すれば、データを収集・統合・一元管理し、活用することが可能です。

ただし、導入の際に注意したいのが、企業の業務やニーズに合ったCDPツールを選ぶこと。各社が提供するCDPツールにはそれぞれ得意不得意があるため、しっかり把握した上で、適切なツールを選んでください。

こちらのページでは、4つのニーズ別におすすめのCDPツールをご紹介しています。

その他の業界のCDPツール活用事例について

CDPツール選びの手助けをする当サイト「シディピNavi」では、他にもCDPツールの活用事例を一覧で紹介しています。 事例からでCDPツールをを探したい方はぜひ参考にしてください。

要望別に比較
CDPツールおすすめ4選

「連携・活用のしやすさ」「導入率・シェア率の高さ」「費用の安さ・低コスト」「サポートの充実度」という
4つの要望別にそれぞれおすすめのCDPツールを厳選。自社が抱える課題感に合うCDPツールを探してみてください。

※2023年5月8日調査時点で、「CDPツール」とGoogle検索し表示されるCDPツール20社のうち、導入実績や実例を公式サイトに掲載している製品をピックアップ。そのなかで、公式HPで確認できる情報もとに以下の条件で要望別に各ツールを選定しています。
■連携・活用のしやすさ=Tealium(統合可能なシステムが最も豊富だったため)
■導入率・シェア率の高さ=TreasureData CDP(導入実績が最も豊富だったため)
■費用の安さ・低コスト=goline CDP(初期費用・月額費用が最も低かったため)
■サポートの充実度=Rtoaster insight+(対応満足度が最も高かったため)