CDPツールでどんなチャネルと連携できる?
ここでは、「どんなチャネルに連携できるのか?」といった点に注目して、CDPツールの有用性を解説します。連携できるチャネルの多さに注目して、おすすめのツールをご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
CDPツールで連携できるチャネルとは?
CDPツールで重要なのは、「どれだけ多くの情報を収集できるか」という点です。
Webサイト、アプリ、ソーシャルメディア、メール、SMS、コールセンター、実店舗など、顧客(見込み客)との接点が細分化し、多様化していく中で、いかに多くのチャネルから情報を収集し、蓄積するかによって、提供するサービスの精度やマーケティングの精度が変わるからです。
どんな外部システム・ツールと連携できるのか、あるいは既存システム・ツールとの連携ができるのかは、ツールによって異なるため、自社のニーズに合わせて必ず確認するようにしましょう。
CDPツールと連携できるツールの例
DWHツール
DWHツールとは、大量のデータを保存できる、いわば「データの倉庫」です。さまざまなシステムからデータを集めて時系列に並べ、管理をすることができます。
ただし、あくまでデータを管理するためのツールであり、分析機能は搭載していません。分析を行う際は、分析専用のBIツールなどと連携するのが一般的です。
BIツール
BIツールは、膨大なデータから必要な情報を抽出し、経営や売り上げ拡大に活用するためにデータを分析しレポートするソフトウェアです。
これにより、Excelなどでの手動集計作業を大幅に削減し、誰でも簡単にデータにアクセスできるようになります。急な情報ニーズにも迅速に対応でき、意思決定のスピードを高めます。例えば、業務担当者が集計結果を待つことなく、自らデータを取得し分析できるため、業務の効率化と迅速な問題解決が可能となります。
MAツール
MA(マーケティングオートメーション)ツールとは、マーケティングを自動化するツールのことです。マーケティングには、見込み客の獲得・育成から商談化などさまざまなフェーズがありますが、MAツールはこれらの作業を自動化し、効率的なマーケティング活動をサポートしてくれます。
連携できるチャネルが多いCDPツールまとめ
Tealium
企業がオンライン・オフラインで収集した顧客データを統合・連携・共有し、活用が行えるカスタマーデータプラットフォームです。
既存のプラットフォームやサービスと連携するための機能を1,300以上※提供。
CRM、ソーシャルマーケティングプラットフォーム、マーケティングクラウド、API、またはアナリティクスツールなど、ベンダーを問わず連携してデータを収集・統合・活用に活かすことが可能です。
※参照元:Tealium(https://tealium.com/ja/integrations/)
Sitecore CDP
欧米を中心に高い評価を受けている、Boxeverの技術を基盤に開発されたCDPツールです。
エミレーツ航空やセブパシフィック航空など、世界中で導入実績が豊富。オンライン・オフラインの全チャネルから顧客データを収集・管理し、活用することができます。
Sitecore Personalizeと併用することで、さらに良質な顧客体験を一貫して提供できることも可能です。
Adobe Real-Time CDP
CDPはもちろん、広告配信やコンテンツ管理、アクセス解析など、さまざまなマーケティングテクノロジーを集約した統合型プラットフォームです。
Adobe Experience Cloudのアプリケーションはもちろん、APIによって、他のさまざまなシステムから横断的にデータを収集し、プライバシーを確保しながら大規模なパーソナライゼーションを推進することができます。
CDPツールを活用して多様化するチャネルから顧客データを収集することで、高精度な分析やマーケティング施策の立案が行えます。
CDPツールを選ぶ際は、後で「使いたい外部ツールが連携できなかった」とならないよう、連携できるチャネルの数や種類に注目してみてください。その上で、企業の業務やニーズに合ったツールを選ぶことが大切です。
こちらのページでは、4つのニーズ別におすすめのCDPツールをご紹介しています。