金融業界
金融業界のDXを実現するためには、CDPの導入が不可欠です。ここでは、金融業界におけるCDPツールの活用事例を3つご紹介します。
Tealiumを活用した金融業界のDX事例
顧客に関連ある情報をリアルタイムにメール配信
株式会社ジェーシービーでは、会員専用WEBサービス「MyJCB」を起点とするデジタルマーケティング施策のために、Tealiumの顧客データ統合プラットフォーム「Universal Data Hub」を採用。「MyJCB」における顧客行動を把握して、関連性のある情報をリアルタイムでメール配信する仕組みを整備しました。
これにより、お客様が複数のJCBカードを所有していても、どのカードで「MyJCB」にアクセスしているかを識別しカードに合った施策を行うことができるように。
現在は、Tealiumとマーケティングオートメーションツールやサイト分析ツールとの連携も進めており、将来的には「MyJCB」のサイト以外での顧客行動情報を組み合わせることも視野に入れています。
※参照元:Tealium(https://tealium.com/ja/resource/case-study/jcb-case-study/)
コンバージョン率が10倍に増加
ローンサービスの顧客獲得施策を紙のダイレクトメール(DM)やWeb広告に依存してきた山形銀行では、One to One マーケティングの実現に向けてTealiumの「Tealium Customer Data Hub」を導入しました。
SMSを送信し、開封した顧客のアクションをリアルタイムに追跡。さらに、最終段階の申込みページから離脱した顧客にはコールセンターからフォローを行ったところ、カードローンの施策の一つでコンバージョン率が10倍に増加しました。
またその一方で、マーケティングキャンペーンの実施にかかる期間が3カ月から1週間に短縮されたり、金融商品全体のDM 発送における郵便費用が従来の6分1まで圧縮されたりと、時間とコストの削減にも成功しています。
※参照元:Tealium(https://tealium.com/ja/resource/case-study/yamagata-bank-case-study/)
TreasureData CDPを活用した金融業界のDX事例
データを活用できる環境が整った
仮想通貨取引所「コインチェック」を運営するコインチェック株式会社は、創業5年で急成長した一方で、①マーケターなどが主体的にデータを参照できる環境が整っていない、②データ分析用のデータ基盤が用意できていない、などの課題を抱えていました。
そこで「Treasure Data CDP」を導入。広告データ、行動履歴データ、事業のデータベースを集約して、社内のレポート、広告の最適化、各部門へのデータ供給、BIツールによるアドホック分析に活用できるようにしました。
この結果、集約したデータを各部門が共有し、会員獲得と利益拡大に活用することができるようになりました。
※参照元:TreasureData(https://plazma.treasuredata.co.jp/case-study-coincheck-1/)2023年6月13日時点
金融業界においてDXを進めることで、セキュリティの強化や業務の効率化、手続きの簡略化、顧客への細やかなサポートを実現することができます。
おすすめなのが、CDPツールの活用です。CDPツールによってデータを一元化し、社内で共有することで、迅速かつ適切なサービスを提供することができるでしょう。
大切なのは、現場のニーズに合ったCDPツールを導入することです。各社が提供するCDPツールにはそれぞれ「強み」があるため、しっかり把握した上で、適切なツールを選びましょう。こちらのページでは、4つのニーズ別におすすめのCDPツールをご紹介しています。
その他の業界のCDPツール活用事例について
CDPツール選びの手助けをする当サイト「シディピNavi」では、他にもCDPツールの活用事例を一覧で紹介しています。 事例からでCDPツールをを探したい方はぜひ参考にしてください。